【コンサル転職】選考や面接の流れと5つの対策法をご紹介

私は、新卒で外資総合コンサルティングファームに入社し、その後、外資戦略コンサルティングファームに転職しました。

戦略コンサルへの転職活動の中で、様々なコンサルティングファームを見させてもらったこともあり、コンサル転職の一連の流れはインプットができました。

今回は、コンサル転職における選考や面接の流れをご紹介するとともに、全部で5つのステップに分けて対策法をご紹介していきます!

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コンサル転職には準備が必要

非コンサルの転職者が、コンサルへ転職する際には入念な準備が必要になります。理由は、コンサル業界の人気と、コンサル特有の選考があるためです。

まずはじめに、現在、日本のコンサル業界はどんどん伸びていて、多くのコンサルティングファームが採用人数を増やしています。それに伴い、以前よりもコンサルを転職先の候補としてあげる人が多くなっています。

実際に、新卒市場でも転職市場でも、コンサルティングファームの人気が高まっています。そのため、経歴が良い転職者が「コンサルの志望度は高くないけど受けてみよう」ということで、大量に応募をしてくるため倍率が非常に高くなっています。

また、コンサルへ転職の際には「ケース面接」や「フェルミ推定」など、コンサル特有の選考があります。もともと地頭が良い人は必要ないかもしれませんが、多くの一般的な転職者は、コンサルの選考のために特別な対策をする必要があります。

以上の2つの理由から、コンサル転職には準備が必要になります。

今回は、コンサル転職を始めてから内定するまでの流れを、対策法も併せてご紹介していきます。

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コンサル転職の流れ

まずはじめに、コンサル転職を始めてから内定するまでの流れを見ていきましょう。

  1. 転職サイトに登録/転職エージェントへの相談(1ヶ月)
  2. 応募するコンサルティングファームのリストアップ(2週間)
  3. 職務経歴書など、書類作成・提出(3週間)
  4. Webテスト受験(3週間)
  5. ケース面接/通常面接(2ヶ月)

このように、コンサル転職の流れは、大きく5つの流れに分けられます。全体を通してみると3~5ヶ月程度の転職期間が必要になります。

ここからは、1つずつステップについて見ていきましょう。

1. 転職サイトに登録/転職エージェントへの相談

転職サイトに登録

まず最初に、転職サイトに登録したり、転職エージェントに相談する必要があります。

転職サイトに登録する理由は、こちらが応募しなくても、面接確約のオファーをもらえる可能性があるからです。

特に、ビズリーチでは、自分の経歴をもとにオファーがもらえるので、コンサル転職を目指す方は登録しましょう。

(引用:ビズリーチ公式サイト

ビズリーチはハイクラス人材向けと謳っていますが、年収が500万円くらいでもオファーはもらえます。

「書類選考で全部落ちた」という結果を防ぐためにも、コンサルティングファームからオファーをもらえるチャンスがあるなら、逃すわけにはいきません。

ここでやること

  • 転職サイト(ビズリーチ)に登録する
  • 登録内容をそれなりに充実させる

転職エージェントへの相談

転職サイトに登録するだけではなく、転職エージェントに相談することも忘れずに行ってください。

転職エージェントの使い方やおすすめは別の記事に書きましたので、そちらを参考にしてもらえればと思います。

ただ1つだけ言えるのは、私の経験上、転職エージェントがいると、コンサル業界の情報を教えてもらえる上に、不安なことや対策を一緒に考えてくれるので、自分の支えになります。

転職エージェントは面接の日程調整もしてくれますし、たまに年収交渉をしてくれるところもあるので、活用して損することはないです。

ここでやること

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  • 転職エージェントに登録する

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コンサル転職に強い転職エージェントおすすめ4選と特徴比較

2020年2月17日

2. 応募するコンサルティングファームのリストアップ

当然ですが、全てのコンサルティングファームは全然毛色が違います。

そもそも「戦略コンサル」と「総合コンサル」で大きく分かれますし、その他にも「会計系コンサル」や「人材系コンサル」など、コンサルティングファームの種類は多岐に渡ります。

そのため「自分の行きたいコンサルは、どういう特徴があるのか?」「志望しているコンサルに近い他のファームはあるのか?」というところを、転職エージェントと話し合いましょう。

特に、コンサル転職の場合は「チャレンジ企業」と「押さえ企業」という風に、分けてリストアップすると良いでしょう。まず多くの転職者が、「押さえ企業」として総合コンサルを受けていきます。その後「チャレンジ企業」として、戦略コンサルを受けている場合が多いですね。

ここでやること

  • 受けたいコンサルティングファームのリストアップをする
  • 転職エージェントに相談し、受けるファームを決定する

3. 職務経歴書など書類作成

コンサルティングファームのリストアップをしつつ、職務経歴書などの書類を作成しましょう。

コンサルティングファームに応募する際には、履歴書や職務経歴書だけではなく、志望動機書の提出も求められます。志望動機書は「なぜコンサルに入りたいのか?」「コンサルに入って、今までのどういう経験を生かすのか?」という観点で見られます。

この「コンサルになりたい理由」をしっかり書けないと、今はコンサルティングファームへの転職者が非常に多いため、書類選考で落とされる可能性もあります。

そのため、書類は必ず転職エージェントや現役コンサルタントにチェックしてもらい、文章の論理構造や言葉の使い方・言い回しについてフィードバックをもらうようにしましょう。

ここでやること

  • 書類を作成する
  • 転職エージェントや現役コンサルタントにチェックしてもらい、書類に磨きをかける
  • 書類を提出する

4. Webテスト受験

コンサルティングファームによっては、書類選考を通過した後にWebテストの案内が来るファームもあれば、書類とWebテストの結果の両方で書類選考としているファームもあります。

いずれにせよ、通常はWebテストの受験が必要なので、Webテストの対策は怠らないようにしましょう。WEBテストは、新卒で外資コンサルを目指す場合と同様で、GMATやTG-WEBなどが課される場合があります。

当然、普通のSPIよりも難しくなるので、不安がある人は、自分の志望するファームで出題されるWebテストの本を見てみると良いでしょう。私自身も転職の際は、TG-WEB・玉手箱の勉強は1冊ずつ参考書で行いました。

書類とWebテストの結果の両方で書類選考としているファームの場合、現在の会社名や学歴が素晴らしくなくても、Webテストの点数で通過できる場合が多いので全力で取り組むようにしてください。

5. ケース面接/通常面接

最後に、面接についてです。書類選考やWebテストは、あくまでも足切りの位置付けて、コンサルタントとしての可能性を見られるのは面接です。特に、ケース面接は他の業界や職種に転職する際には課されることの少ない面接なので、特別な対策が必要です。

私が戦略コンサルに転職する際には、ケース面接もフェルミ推定も、代表的なビジネス書で対策をしました。

実際に使った本は、以下の記事の「コンサルおすすめ本:就活/転職対策系」に書いてありますので、参考にしてみてください。

外資コンサルの社員に聞いたコンサル志望者へのおすすめ本

2020年2月14日

ケース面接や通常面接については、転職エージェントによって対策を一緒に行ってくれる場合もありますので、お願いできないか聞いてみるようにしましょう。
もし転職エージェントが対応してくれない場合、知り合いのコンサルタントにお願いして一緒に対策してもらうのも、非常に有効だと思います。

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コンサル転職まとめ

以上、コンサル転職の流れと対策法を見てきました。

世の中でよく「コンサルへの転職は難しい」などと言われていますが、しっかり準備をすればコンサル転職は可能です。

現在、コンサルに転職したい人は増えており、その中には「きちんと対策をせずコンサルを受ける人」も多いので、正しく対策をすることで差をつけることができます。

自分のキャリアアップのためにも、コンサルを挟んでおくことは非常に有益だと思いますので、ぜひ頑張ってコンサルから内定を獲得してくださいね!