総合コンサル転職に強い転職エージェント5選

私は、新卒で外資総合コンサルティングファームに入社しました。そこでは、多くの中途コンサルタントの方にお会いし、前職でのご経験や、コンサル転職の難しさなどを聞いていました。

私が転職する際にも総合コンサルティングファームを検討していたため、先輩コンサルタントの実体験を参考にするとともに、自分でも多くの転職エージェントを利用しました。そこで、私の転職活動の中で得た情報や体験から、特に、総合コンサルティングファームへの転職に強いエージェントを5つ紹介します。

この記事でわかること

  • 総合コンサルへの転職に強い、転職エージェント
  • 各転職エージェントの特徴と使い方

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転職先として知っておきたい総合コンサル

近年、総合コンサルティングファームは働き方改革により、残業規制や女性の活躍を推進しているため、今や戦略コンサルティングファーム以上に人気が高くなっています。特に「ワークライフバランス」と「キャリア志向」の両方を求めている転職者に、強く支持されていると言えるでしょう。

総合コンサルティングファームとしては、以下のような会社が挙げられます。転職先の候補として知っておくと良いでしょう。

外資系総合コンサルティングファームとは

外資総合コンサルティングファームは、以下のような会社が挙げられます。

外資総合コンサルティングファームの一覧
  • デロイトトーマツコンサルティング
  • アクセンチュア
  • PwCコンサルティング

この中でも、アクセンチュアの人気は非常に高いです。というのも、マネージャ以下は残業管理が徹底されており、マネージャ以上であってもワークライフバランスが取りやすいためです。アクセンチュアの年収は非常に高く、前職よりも200万円以上昇給して転職する例をたびたび耳にします。

また、デロイトとPwCはアドバイザリーの会社があるため、Big4として名前が知られている方が有名かもしれません。もちろん、財務アドバイザリー系コンサルティングとしても強いですが、総合コンサルとしても良い会社として知られています。特に、業務コンサルとしての強みを持っている傾向にあります。

日系総合コンサルティングファームとは

外資総合コンサルティングファームは、以下のような会社が挙げられます。

日系総合コンサルティングファームの一覧
  • 日本IBM(GBS:グローバル・ビジネス・サービス)
  • KPMGコンサルティング
  • EYアドバイザリー
  • アビームコンサルティング
  • シグマクシス
  • クニエ(QUNIE)
  • 日立コンサルティング
  • ベイカレント・コンサルティング

日本IBMは、人工知能(AI)やブロックチェーンなど、デジタル領域に強い総合コンサルティングファームです。KPMGコンサルティングやEYアドバイザリーは、BPRや業務改革などの領域に強いことが多いです。デロイトやPwCと同じく、Big4としての方が有名かもしれません。アビームコンサルティングは、戦略立案〜業務設計〜システム開発〜導入まで全ての範囲をカバーしている総合コンサルティングファームです。最近は、若手だとシステム開発に入れられることが多く、エンジニアの仕事が多いようですね。

そのほかのファームも各々特徴がありますので、志望する場合は会社ごとの特徴を押さえておきましょう。

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転職市場での総合コンサル人気が過熱中?

アクセンチュアだけではなく、PwCやデロイトなど、今は外資でも総合コンサルティングファーム全体で働き方改革が進んでいます。そのため、ワークライフバランスが取りやすく、人気になっていると言えるでしょう。だからと言って、年収が下がるということもなく、高い年収が維持されています。単純に計算しても時給が高くなったように思われます。

また、戦略から実行まで一気通貫で関われることや、デジタル領域のプロジェクトに関わる機会があるため、長期的なキャリア形成にもメリットが大きいと言えるでしょう。

総合コンサルに転職するメリット

  • 働き方改革で、ワークライフバランスが取りやすい
  • 高い年収が見込める
  • デジタルなど今後の成長市場に関われる

このように、総合コンサルに転職するメリットが広く知れ渡っているため、どんどん人気になっています。

しかし、日本におけるコンサルティング市場はさらに成長するとも言われているので、きちんと対策をすることで、人気の総合コンサルでも問題なく入れるでしょう。

ではこれから、総合コンサルへの転職に強い転職エージェント5選を紹介します。

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総合コンサル転職で登録すべきおすすめエージェント

おすすめ1位:アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティング公式サイト

アクシスコンサルティングをおすすめ1位にした理由は、やっぱり他の転職エージェントに比べても、総合コンサルティングファームに強いからです。特に、アクセンチュアやBIG4という総合コンサル・ITコンサルへの転職実績が多く、2018年度には全転職エージェントの中で入社実績数1位になりました。

私も総合コンサルへの転職の際に、担当者にお会いし「コンサルティングファームのパートナークラスとの繋がりが多い」というお話を伺いました。

実際、コンサル転職では最終面接がパートナーということが多いので、この繋がりは魅力的ですね。総合コンサルへの転職を考えている場合、まず登録して損はしない転職エージェントと言えるでしょう。

アクシスコンサルティングの特徴
  • ”全エージェントの中で1位(2018年度)”の入社実績数
  • 転職の際の面接官であるパートナー陣との繋がりが豊富
  • コンサルタントのキャリアを熟知
    コンサルになりたい人・コンサルから転職したい人の両方を支援しているため、コンサルの先のキャリアも相談可能

総合コンサルへの転職を考えている人は、まずはキャリア相談から始めると良いと思います。最近の働き方改革の状況や、各総合コンサルが力を入れている分野など、総合コンサルの違いについて情報収集ができることが多いと思います。

おすすめ2位:ビズリーチ

ビズリーチ公式サイト

ビズリーチは、他の記事でも言いましたが、コンサル特化型の転職エージェントというわけではありません。

しかし、ビズリーチに「コンサル志望」と登録すると、総合コンサルティングファームの人事から直接連絡が来ることが多いです。もちろん、ヘッドハンターからポジションの紹介を受けることも可能です。

登録するだけで多くのオファーがもらえるので「将来的に総合コンサルに転職したいな…」と思っている人は、情報登録して待っていればオファーがもらえるビズリーチを活用するのがオススメです。

ビズリーチの特徴
  • 総合コンサルの人事からの連絡により、すぐに面談が可能
  • ヘッドハンターから紹介が来るため、探す時間・手間が節約できる
  • 外資・日系問わず、コンサルの会社の案件が多く提示される

ビズリーチは「ハイクラス人材の転職」を掲げており、結構年収が高くないといけないと思われがちですが、最近では年収500万円前後のミドル層への求人も多くなっています。実際に、そのくらいの年収レンジから、外資総合コンサルにも転職した事例を知っています。

若くてもジュニアコンサルタントとして総合コンサルへ転職するオファーも来ますし、最初に入力だけ済ませておき、気になった案件だけ活用するのがおすすめです。

私も新卒で外資総合コンサルに入社して1年経った頃から登録しており、頻繁にヘッドハンターの方などから連絡をもらっています。また、気になる業界についても相談できるので、そういう関係を社外に作れたことは非常にメリットが大きかったと言えます。メールでのオファーもうるさくないので、安心して活用できます。

おすすめ3位:JACリクルートメント

JACリクルートメント公式サイト

JACリクルートメントは、外資系・グローバル企業への転職に強く、外資総合コンサルティングファームへの転職実績も豊富です。また、「薦めたい転職エージェントNo.1」という評判で、実際に使った方の94.5%が「友人・知人にも紹介したい」と思うような利用者の満足度の高い転職エージェントになっています。

JACリクルートメントには、1,200人以上のキャリアコンサルタントが在籍しており、やり取りの中で総合コンサル転職に向けての書類の書き方や魅力的な自己PRについて教えてくれます。そのため、口コミでも「書類通過率が向上した」という声が上がっていたのでしょう。

また大事な特徴として、転職担当のキャリアコンサルタントが企業に直接交渉可能なので、年収の交渉などもお願いしやすいというのが、他のエージェントと大きく異なっているポイントです。総合コンサルの給与レンジは高いことが多いですが、複数オファーをもらった際など、交渉に有利になりますね。

JACリクルートメントの特徴
  • コンサル業界に強いキャリアコンサルタントが存在
  • キャリアコンサルタントのアドバイスにより、書類通過率が向上
  • 外資系の高年収・ハイキャリア案件が豊富
  • 担当のキャリアコンサルタントが企業に直接交渉可能

その他にも、JACリクルートメントは、PwCコンサルティング社などの優良コンサルファームから、パートナーなどを講師として呼んでセミナーを開催しています。このセミナーは、登録しておくだけで案内が来るので、今すぐに転職する気はないけれど、総合コンサルへ転職したいと考えている方はイベント情報だけでも収集しておくことをおすすめします。PwCのパートナーから話を聞ける機会、総合コンサルに転職したい方なら絶対に欲しいチャンスですよね!

私は今後のキャリアも、外資系・グローバル系を中心に見ていくことにしているので、頻繁にセミナー情報は確認するようにしています。

おすすめ4位:ムービン・ストラテジック・キャリア

ムービンConsulting転職

ムービン・ストラテジック・キャリアは、コンサル業界では非常に有名な転職エージェントですね。正直、総合コンサルティングファームよりは、戦略コンサルティングファームに強いという印象が拭えません。特に他の転職エージェントと比較しても、ムービンのキャリアコンサルタントは、BCG、ローランドベルガー、デロイト、PwC出身者が多く存在し、コンサルへの転職を広くサポートしてくれます。

デロイトやPwC出身者はじめ、総合コンサルについての知見も多いので対応力としては十分でしょう。もし「戦略コンサルに行きたい」と思っている方は、総合コンサルに強い別の転職エージェントよりも、ムービンが良いと思います。

ムービン・ストラテジック・キャリアの特徴
  • コンサル出身のキャリアコンサルタントが多く在籍
  • コンサル業界や転職の成功/失敗事例に関する情報が充実
  • 国内初のコンサル業界専門の転職エージェントであり実績が豊富

私自身、ムービンに面接対策はお願いしなかったのですが、友人は面接対策もしてもらうことで戦略ファーム複数社から内定を獲得していました。

ムービンのサイトを見てもらえばわかりますが、コンサル業界における情報も豊富なので、情報収集でも十分コンサル転職に役立ちます。

おすすめ5位:リクルートエージェント

リクルートエージェント転職

転職業界最大のエージェントと言えば、リクルートエージェントですよね。そもそも新卒や転職マーケットで強いリクルートが実施しているサービスなだけあって、やはり実績が圧倒的です。

使い方としては、まずはじめに電話で面談をし、その後自分用のマイページが発行されます。そのマイページ上に、キャリアアドバイザーが厳選してくれた求人が10~20件ほど載るので、それに対してリアクションをするだけでOKです。「気になる」を押すだけでも良いですし、実際に応募することもできます。

「総合コンサルを志望している」と言えば、事前にキャリアアドバイザーが「コンサル業界」で絞って選別してくれているため、沢山の求人の海から探す必要がない点が非常にオススメです。

リクルートエージェントの特徴
  • 転職支援実績No.1
  • 掲載求人のうち90%が非公開
  • 専門コンサルタントが絞って転職案件を提供

総合コンサル時代、リクルートエージェント経由で転職してきた人がたくさんいました。そのため、コンサル転職に役立つのは明らかなので非常にオススメできます。コンサルに転職してきた先輩の声も載せておきます。

コンサル転職者
履歴書や職務経歴書を丁寧に添削してくれたり、忙しくても上手く面談調整をしてくれて助かった。

使ってる人の特徴として「総合コンサルも見たいけど、他の〇〇業界も気になる」ということが多そうです。あるいは「今はまだ転職を考えていないけど、情報収集だけしておこうかな」というスタンスの人ですね。どんな人も、まず最初に使うであろう一般的な転職サイトと言えます。

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総合コンサル転職では転職エージェントを活用しよう


以上、総合コンサルに転職する際におすすめの転職エージェントでした。コンサル転職は、総合コンサルであっても「ケース問題」や「フェルミ推定」などの面接が実施されます。このような特殊な選考のためにも、上手く転職エージェントを活用するといいのかな、と思います。

日々の仕事が忙しいからこそ、自分の代わりに日程調整などの雑務をやってくれたり、効率的に面接対策や情報提供をしてくれる転職エージェントを活用するのがオススメです。

キャリアの悩みは1人で考えていてもなかなか解決しないので、もしコンサル業界への転職を考えている方は、1度転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。